行動療法3

行動療法時に強迫行為を我慢する場合は人とおしゃべりして気を紛らわしたり音楽を大音量で聴いたりするのではなく、例えば一人でベッドに静かに横になってあえて不安が高まるような環境に自分をおいたほうがいいそうです。ですが、無理な場合は何か気持ちが他に向くようなことをすることもいいのではないかと個人的には思います。


さて、強迫行為を我慢しながら自分の中での不安や恐怖の度合い、強迫観念の内容を紙に書いてモニターしていきます。


以下が記録用紙となり、儀式日記と銘打たれたテンプレートですが、これは実際に私が行動療法をする際に主治医から頂いたものです。

 




儀式というのは強迫行為のことです。記入する内容については、左から行動療法の課題、行動療法を開始した時間、終了した時間、課題終了直後の不安の大きさ、反応妨害時の不安の大きさ、反応妨害後の不安の大きさの経過です。


暴露反応妨害法では不安の大きさをSUDという数値で表します。SUDはSubjective Units of Discomfortの略で直訳すると主観的に判定した不快さを表す単位、といったところでしょうか。とは言ってもとても簡単なことで自分の中での一番強い不安を100、不安を感じていない状態を0とした場合、今自分の中にある不安はどれくらいの値になるか、と数値化したものです。


大事なことはしっかりと反応妨害を行い、直後、5分後、10分後、30分後、1時間後、2時間後というように時間の経過に伴う不安の大きさの変化を記録することです。


反応妨害後はやはりぐっと不安が高まります。本当に苦しいと思います。ですが、時間の経過とともに不安は必ず下がっていきますのでそれを記録してください。

 

以下は私が実際に行って記入したものです。よろしければ参考にしてください。