私の症状

以下は入院時に主治医に渡した、悩んでいる強迫観念を挙げ連ねたリストです。
私自身もこの時病気でひどい状態だったので、文、内容ともにまとまりがありませんが、
原文のままでこちらにコピーしておきます。


ゴミが捨てられない。生ゴミ、紙ゴミ、プラスチック問わず確認しないと捨てられない。
一枚のちり紙ですら表裏何度も見て、電球に透かしてなにもついてないと確認しないと
捨てられない。特に袋が苦手で袋の継ぎ目や、表裏、何度確認しても何か大事なものが
ついている気がして捨てられない。紙ゴミもくしゃっとつかんだり、たたんだりすると
何か間に挟んだ気がして、広げたまま家族に渡さないと捨てられない。


服のポケットにいつの間にかものがはいっていて落ちている気がする。


服の袖や裾や表面に何かいつの間にかついていて落ちた気がする。


洗濯時、着るとき、脱ぐときに服の裏表、ポケット、タグ、縫い目まで何かついてないか
細かく何度も見ないと使えない。靴、靴下も表裏見ないと履けない。外出時はさらに再度
注意深く確認する。ひどい時は服を来て外出するまでに一時間以上かかっていた。


それだけ確認しながら、外出時は何も持っていのに、何か大事なものが落ちた気がして
後ろを振り返って何か落ちてないか何度も確認して行ったり来たりを繰り返して、目に
ついた紙や落ち葉、人のゴミまで拾ってしまう。一番ひどい時は人の捨てたゴミ収集の
大きな袋まで気になって拾った。


行ったり来たりを繰り返すが、行ったり来たりしたことでさらにその時に何か落ちたん
じゃないかと気になって、同じ場所を行き来する。片道徒歩10分程度の道のりを行く
のにも7、8時間かかり、病院で診察を受けて病院を出るまでに4、5時間かかった。


そのため外出は病院と部屋の往復しかできず、一人暮らしをしていた症状のひどい時は
友人にカロリーメイトを買ってきてもらい、それと水道水だけを口にして2ヶ月ほど
カーテンを閉め切り、布団の上から一歩も出られず引きこもっていた。


裸になり、何度も髪やからだをこすって何もついてないか確かめて風呂に入ったのに、
排水溝に何か落としてなかったか、浴槽や桶やシャンプーのボトルに何かついていないか
出られない。ひどい時はお風呂を出るまでに確認行為を30分ほどしてしまった。


トイレも同様で排水溝や便器を隈無くなんども見ないと出られない。


ゴミ箱や洗濯機や流しや排水溝に近づくと何も持っていなくても、いつの間にか
大事なものが服についていて落としたような気になる。そのため、ゴミ箱や洗濯機を
注視してなにも落ちていかないか確認しながらぐるっとよけないと近くを通れない。


何かものに触れただけで手から大事なものが触れた物についた気がして捨てられない。
表裏を確認してしまい、さらに確認しようと触れたことで余計についた気がして
その行為を繰り返してしまう。


人に物を渡すのが怖く、紙一枚渡そうとしても、何か別のものも一緒に渡したん
じゃないかという気がしたり、紙の裏に何か書いてあったんじゃないかと思って
不安になる。袋なども大事な物まで入れてしまったんじゃないかと不安で、
渡した後も気になって何度も相手に確認してしまう。


郵便物を送ることができない。無理矢理送っても相手に何か別の大事なメモなどが
入っていないか、封筒の表裏、のりづけ、切手と封筒の間まで気になって電話を
何度もかけて聞いてしまう。


外出したときもお店の椅子や床や道路に何かを落とした気がして、帰宅してから
お店に片っ端から何度も電話をかけないと安心できない。


部屋を共有したり、家族同士で触れ合ったりするので、妹や母親の衣服や鞄や
その中身にまで何か自分にとって大切な大事なメモが紛れ込んで、外に落として
帰ってきそうな気がするので、何度も妹や母親にメールや電話をしたり、
妹や母親の外出先に何かそういう物が落ちていないか何度も電話してしまう。


バッグのファスナーが閉まっていないと何か落としたという気がする。


他人が自分の近くで本や新聞を読んでいる時ですら、何か自分の大切な物が
ページの間に挟まった気がする。当然自分も本や新聞や広告に触れたり広げたり
読んだりすることができない。


今は誰か見知らぬ人が自分に当てたメモや連絡先やメッセージを書いた小さな紙や
付箋が自分の服や鞄の周りにどこかにひとつだけあるような気がして、上に書いた
行為をくりかえしてしまい、家族に手伝ってもらって日常生活がやっと。


家事は全く行えず、ベッドとダイニングを行き来するだけで、一日中強迫観念が
浮かんできて、不安と恐怖で悲鳴をあげて胸を爪でかきむしり、寝たきりの状態。